リハビリテーション部 部長

医師  海老原 覚

医師 海老原 覚


●挨拶
 どんなに医学が進歩しても治らない病気あります。治らな機能障害も存在し続けるでしょう。加齢による心身の衰えも、先延ばしするだけでいつかはやってきます。そのような不治の病、不可逆の障害、不可避の老いに対して、少しでも改善する方法・なんとか対応する方法を探り続けるのがリハビリテーション医学です。そのためには手段を選ばない。そして一人で抱え込むようなことはしないで、大勢の医療スタッフで多職種連携して目の前の患者に挑んでいく、そのような医療がリハビリテーション医療です。つまり、リハビリテーション医学・医療とは非常に柔軟性が高い医学の分野であり、そしてその本質は、患者に寄り添う医学であります。
 東北大学病院リハビリテーション部は「患者に寄り添う医学」「治し支える医療」の実践の場であると同時に、チャレンジの場でもあります。どんな患者様に対しても「患者に寄り添う医学」「治し支える医療」を行っていくためには、柔軟な発想でありとあらゆる手段を駆使して、治療法・対処法を開発していく必要があり、私たちスタッフ一同はそのことに日夜チャレンジしているのです。仙台の地に、そのような愚直な医療人の一大拠点があることを、どうかお知り置きください。

●略歴
現職名 東北大学大学院医学研究科内部障害学分野 教授
    東北大学病院内部障害リハビリテーション科 科長
    東北大学病院リハビリテーション部 部長

≪学歴 及び 職歴≫
1990年 3月 東北大学医学部卒業
1990年 4月 東北大学医学部第一内科博士課程大学院入学
1994年 3月 東北大学医学部第一内科大学院卒業 医学博士
1994年 4月 秋田厚生連 雄勝中央病院 内科勤務
1995年 4月 東北大学医学部第一内科帰局 大学院研究生
1996年 9月 カナダMcGill大学留学(Meakins-Christie研究所)
2000年 1月 東北大学医学部附属病院老年・呼吸器内科医員
2000年 2月 東北大学医学部附属病院老年・呼吸器内科助手
2007年 4月 東北大学病院老年科助教
2008年 1月 東北大学病院老年科院内講師
2009年 7月 東北大学病院内部障害リハビリテーション科講師
2014年 1月 東邦大学大学院医学研究科リハビリテーション医学講座教授  東邦大学医療センター大森病院リハビリテーション科診療部長
2022年 4月 東北大学大学院医学研究科内部障害学分野 教授
        東北大学病院内部障害リハビリテーション科 科長
      東北大学病院リハビリテーション部 部長

≪学外講師等≫
東京工科大学客員教授
東北大学非常勤講師
福岡歯科大学非常勤講師

≪所属学会≫
日本リハビリテーション医学会(専門医、指導医、代議員、特任理事)
日本老年医学会(専門医、指導医、代議員、理事)
日本呼吸器学会(専門医、指導医)
日本摂食・嚥下リハビリテーション学会(認定士、評議員)
日本嚥下医学会(評議員)
日本咳嗽学会(代議員)
日本臨床生理学会(評議員)
Panel member, American college of Chest Physicians Panel on “Evidence-based
Clinical Practice Guidelines for Diagnosis and Management of Cough”

リハビリテーション部 理学療法士長

理学療法士  竹内 雅史


●挨拶
 当部門のHPをご覧いただき、どうもありがとうございます。
東北大学病院は2026年4月1日付で亀井尚新院長のもと、新体制となりました。当院の理念「先進の医療を優しさとともに」は、患者さん一人ひとりに誠実に向き合い、その思いに寄り添いながら最善の医療を提供すること、難治性疾患や希少疾患を含めたあらゆる疾患に対して高度な技術を持って立ち向かい、すべての人の健康的な生活の実現に向けて努力することを意味しています(病院HPより)。
これらを受け、当部門のmissionは「リハビリテーションを必要とする患者さん、ご家族および地域に対して、早期から安全かつ良質なサービスを、家族同然に提供し続けること」です。その上で、以下5点を通して、その実現に向けて挑戦していきます。

・リハビリテーション5職種の管理体制を強化する
 当部門には、視能訓練士、公認心理師を含む5職種60余名が在籍しています。また、リハビリテーション看護師、看護助手、事務職員を迎え、同一部門に多職種が集う唯一の組織です。対外的な多職種連携を強化するためにも、基本となる部門内連携について改めて見直していきます。また、役職者の配置を臨床現場の実情に合わせて見直すと共に、管理業務に参画する人材を育成していきます。

・職員満足度サーベイを活用し良好な職場環境を整える
 患者さんやご家族の満足度を改善するためには、職員自身が満足し、やりがいを持てる環境が必要です。2024年度に初めて職員満足度サーベイを行い、私達の立ち位置を確認しました。その後、5職種の管理体制の強化、学びたい職員に対するインセンティブや機会のサポート、学内共有ルールに基づく就業規則の順守等を通して、2025年度はeNPS(Employee Net Promoter Score)で13ポイントの改善を認めました。この改善を通して、最も大切となる患者さんの満足度につなげていきます。

・患者さんやご家族、地域のNeedsを把握し、連携していく
 医療技術の妥当性と信頼性を確保するためには、標準化と自己研鑽が常に求められます。同時に、医療サービスの提供側として、患者さんとご家族のNeedsを正しく把握することが極めて重要です。更に、当院は超急性期病院でありながら、地域医療を担う病院です。多職種協働でシームレスなリハビリテーションを提供し、患者さんやご家族のQOLを向上させるために地域連携を強化します。
 
・当部門の強みを水平展開し、弱みを他部門から学ぶ
 当部門では、各種チーム活動が活発に行われ、マニュアルおよび手順書を整備しています。更に、チーム医療に参画するために求められる能力や専門資格を有するスタッフが多数在籍しています。当部門の強みを、院内外に発信し、より良いシステムの水平展開を目指します。また、他部門の取り組みを率先して学び、業務の刷新および効率化を図っていきます。

・新たな指標の創出と病院運営への参画
 病院内における臨床評価指標と、当部門における重要業績評価指標等のアウトカム指標を関連付け、2026年度の診療報酬改定に対応させながら、病院運営・経営に参画していきます。

 これから、患者さん、ご家族および地域に向けた、当部門全スタッフの挑戦にご期待ください。


●略歴
2000年4月-2004年3月 川崎医療福祉大学 医療技術学部 リハビリテーション学科 理学療法専攻
2004年4月-2006年6月 国家公務員共済組合連合会 虎の門病院 回復期リハ病棟専従
           神奈川県立保健福祉大学/東京都立大学 履修研修生
2006年7月-2010年3月 国家公務員共済組合連合会 虎の門病院本院
           造血幹細胞移植および循環器リハシステムの立ち上げ任務のため異動
2010年4月-現在 国立大学法人 東北大学病院 リハビリテーション部 内部障害ユニット
2014年10月-2016年9月 同大学院医学系研究科 内科病態学講座 循環器内科学 医科学修士
2015年4月-2021年3月 同院 リハビリテーション部 主任,循環器内科学Research Assistant
2017年9月-2022年3月 同大学院医学系研究科 内科病態学講座 循環器内科学 医学博士
2021年4月-2024年3月 同院 リハビリテーション部 副療法士長
2022年4月-2024年3月 同院 リハビリテーション部門 副部門長 (兼務)
2024年4月-現在  同院診療技術部 副診療技術部長
         リハビリテーション部門長
         リハビリテーション部 理学療法士長

≪所属学会・研究会≫
日本集中治療医学会 東北支部会運営委員(リハビリテーション職種代表)
日本老年医学会 正会員
日本総合病院精神医学会 正会員
日本循環器学会 準会員
日本心不全学会 正会員B
日本心臓病学会 準会員
日本心臓リハビリテーション学会 評議員・機関紙編集委員、東北支部会 幹事
日本心血管インターベンション治療学会 コメディカル会員
日本医療バランスト・スコアカード研究学会 正会員
日本理学療法士協会 正会員
日本呼吸理学療法学会 専門会員A
日本循環器理学療法学会 評議員・研究推進委員・機関紙編集委員
日本理学療法管理学会 専門会員A
日本がん・リンパ浮腫理学療法学会 専門会員B
日本離床学会

≪取得資格≫
2005年 福祉住環境コーディネーター2級
2006年 日本PNF協会 中級コース修了
2007年 3学会合同呼吸療法認定士
2008年 米国心臓病協会認定ACLSプロバイダー 
2009年 日本心臓リハビリテーション学会認定 心臓リハビリテーション指導士
2009年 米国心臓病協会認定BLSインストラクター 
2014年 厚労省 がんリハビリテーション算定資格 
2017年 日本リンパ浮腫学会 中級コース修了 
2021年 日本循環器学会 心不全療養指導士
2023年 米国麻酔科学会 Fundamental critical care support course
2023年 日本理学療法士協会 認定理学療法士(管理・運営)
2023年 日本集中治療医学会認定 集中治療理学療法士 
2024年 (一財)生涯学習開発財団認定プロフェッショナルコーチ
2025年 (一財)生涯学習開発財団認定マスターコーチ

≪受賞歴≫
第22回日本心臓リハビリテーション学会学術集会 (2016年 東京) YIA最優秀賞
第1回 日本集中治療医学会 東北支部学術集会 (2017年 青森) 最優秀演題賞
第20回 宮城県理学療法士学会学術大会 (2018年 宮城) 最優秀演題賞
東北大学大学院医学系研究科ブースター研究奨励賞 (2019年 宮城) 最優秀賞
第84回日本循環器学会学術集会 コメディカル賞 (2020年 京都) 最優秀賞
第26回日本心不全学会学術集会 (2022年 奈良) 優秀演題賞、学会賞Finalist
第35回日本総合病院精神医学会 (2022年 東京) 優秀演題賞
第28回日本心不全学会学術集会 (2024年 埼玉) チーム医療賞 Finalist
第10回日本心臓リハビリテーション学会東北地方会 (2025年 福島)最優秀演題賞

医師  海老原 覚