言語療法

言語聴覚士(ST)は話す、聞く、食べる事を支援するリハビリテーション専門職です。
当部門ではリハビリテーション各科、耳鼻咽喉科、小児科などの各診療科と連携しつつ幅広い疾患に対応しています。


【構成人数】
言語聴覚士6名

【学位 資格情報】
博士 1名
修士 3名
公認心理師 1名
臨床神経心理士 1名
日本言語聴覚士協会 認定言語聴覚士 失語・高次脳機能障害領域 2名
                  摂食嚥下障害領域     3名
                  聴覚障害領域       1名


【対象】
・各種認知症性疾患、脳腫瘍、てんかん、ALSなどの運動ニューロン疾患、脳血管障害、頭部外傷、くも膜下出血など
・頭頚部、舌、食道など各種のがん
・循環器疾患、呼吸器疾患、自己免疫疾患、精神疾患、熱傷、頚部損傷など
・聴覚障害(先天性難聴、中途失調)、新生児スクリニーング実施後の精査、低出生体重児のフォローアップなど

【診療内容】
・失語症の評価とコミュニケーション支援
・高次脳機能障害に対する各種神経心理学的評価と対応
・摂食・嚥下障害に対する専門的リハビリテーション
・舌圧測定器、食道がん患者の嚥下関連筋群の電気刺激などの機器を用いたリハビリテーション
・構音障害のリハビリテーション、電気式人工喉頭や意思伝達装置などの代替コミュニケーション手段の導入支援
・補聴器、人工内耳装用児者の聴覚リハビリテーション
・低出生児体重児の言語発達評価および療育支援

【院内活動】
・嚥下センターカンファレンス
・神経内科カンファレンス
・高次機能障害科チャートラウンド

【院外活動】
・宮城県内STの職能団体である宮城県言語聴覚士会に立ち上げより参画し、県士会活動において主導的役割を果たしています
・地域ケア会議への参加、介護予防を目的としたSTの地域住民の集いの場への派遣、他職種参加の講演会の講師などの地域活動や、失語症者向け意 思疎通支援者養成事業などに積極的に参加しています
・聴覚支援学校との情報交換会、宮城県聴覚障害者情報センターの活動への参加など、県内の他機関との連携にあたっています
・診療から得られた知見を臨床研究としてまとめ、日本高次脳機能障害学会、日本摂食嚥下リハビリテーション学会、聴覚医学会などの場で学会発 表を行っています
・学位やST協会認定資格の取得など専門分野での資質の向上に努めています