第60回 日本リハビリテーション医学会学術集会


 

 

2023年6月29日から7月2日まで第60回日本リハビリテーション医学会学術集会が福岡で開催され、リハビリテーション部門長・理学療法士長の村木孝行が教育講演と市民公開講座での講演を行い、主任理学療法士の関口雄介が教育講演で講演を行いました。また、作業療法士の高中駿はポスター発表で発表を行いました。

村木孝行
【教育講演】
「投球障害肩に対する競技復帰に向けたリハビリテーション」
 投球障害のリハビリテーションについて、概論から、現場で行う具体的な評価方法からトレーニング方法までの体系的な手法を紹介しました。

【市民公開講座】
「すごく密な青春を守る!青少年の投球障害に対する予防的・治療的リハビリテーション」
 投球障害のリハビリテーションについて、一般の市民の方々向けに、概説を行った。また、ケガをしづらい中高生や、中高生の違いなど野球に関する若年者を話題とした疑問に、仙台育英高校の須江監督にインタビューしお答えを頂けた様子も発表の中で公開しました。



関口雄介
【教育講演】
「片麻痺歩行 研究室から臨床や生活の場へ」
 近年の歩行解析に使用されるウェアラブルセンサや深度カメラの検証について概説し、運動力学的データを算出できるアルゴリズムや私達の取り組みについて紹介し、未来の歩行リハビリテーションについて課題と方策を提案しました。


高中 駿
【ポスター発表】
「脳卒中患者の脳神経線維と運動観察および両手運動の運動効果の関係:DTI研究」
脳卒中患者に対する最適な介入法を同定するため、脳画像を用いて神経線維を評価し、介入法の効果との関係を検討しました。その結果、脳卒中後に残存する神経線維に応じて効果的な介入法が異なることを示しました。このことから、介入法を決定する際に脳画像評価をより積極的に行う必要性を強調しました。

各発表とも様々な職種の先生方からご質問をいただき、活発な意見交換の場となりました。ご質問頂いた先生方、ありがとうございました。

2023年07月11日