第27回宮城県理学療法学術大会


 

2024年2月4日、第27回宮城県理学療法学術大会が東北文化学園大学(仙台)で開催され、主任理学療法士の関口雄介が研究発表を、理学療法士の千田涼人がフレッシュマンセッション(運動器)にてそれぞれ口述発表を行いました。

関口雄介
「機能障害特性による脳卒中片麻痺歩行の体幹姿勢の違い」
本研究では、脳卒中片麻痺患者の歩行中の体幹姿勢と体幹に関する機能障害の指標から分類を行い、機能障害による歩行中の異常な体幹姿勢の特性を明らかにしました。結果として、患者は4つの群に分類され、各群は運動機能、視空間認知、体幹機能により異なる体幹姿勢を示しました。これらの結果は、脳卒中片麻痺患者のリハビリテーションにおける体幹姿勢の理解を深め、具体的な治療法や介入の開発に役立つ可能性があります

千田涼人
「多要因により右膝関節伸展制限を生じた右人工膝関節置換術後症例の理学療法」
右人工膝関節全置換術後に膝伸展可動域拡大に難渋した症例を経験しました。その要因について、病態重複、術前膝伸展制限の存在などに着目し、より良い軟部組織評価やアプローチ方法を検討しました。

各発表ともフロアから活発にご質問をいただきました。ご質問頂いた先生方、ありがとうございました。

2024年02月16日