救急救命センター向け勉強会


 

理学療法士の矢口春木が、救急救命センター看護師向けに、ベッドサイドリハビリテーションという題目で勉強会を実施しました。安静度別にリハビリテーションの内容をお伝えしました。

<ベッド上臥位>
関節可動域練習(ケアに必要なROMの確認と、関節の動かし方について)、ポジショニング(より機能的な肢位の説明)
<ヘッドアップ座位>
PT矢口が考案した、様々な効果が期待できるヘッドアップ姿勢の紹介
(褥瘡予防+人工呼吸器関連肺炎予防+気道クリアランス+下側肺障害予防を兼ねることができる10度斜位からの30度側臥位でのヘッドアップ姿勢)
<端座位>
・離床に向けた基本動作介助量の推測を臥位で行う身体機能評価の紹介
・起き上がり⇒端座位への介助量軽減の工夫
<立位、歩行>
・立位、歩行に必要な身体機能の評価
・歩行自立度の参考となる立位バランステスト(SIDE:The Standing test for Imbalance and DisEquilibrium)の紹介

病棟看護師とリハビリテーションスタッフともに、共通の言語や評価、介入をすることで、より早期からの有効なリハビリテーションの提供ができることが可能となります。
当院リハビリテーション部は、他部門・他部署との連携を積極的に行っています。

2024年03月04日